職場の固定電話で話すのが怖い…「他人の目」が気にならなくなるコツ電話で誰かに「すみません」と謝らなければならない場面で、こそこそと廊下へ出て行くのでは、かえって周りの人たちに変に思われてしまうことに(写真はイメージです) Photo:PIXTA

先日、情報番組で「固定電話恐怖症」が特集され、ネットで話題になりました。会社の電話が鳴ると緊張してしまい業務に支障をきたすという症状ですが、その原因の一つが、職場の人たちの目が気になるというもの。このように、現代人は「他人からどう見られているのか」を気にする人が増えているといいます。他人の目を気にせず、自分らしくのびのびと生きていくためには、どんなことを意識すればよいのでしょうか。そこで今回は心理カウンセラーの植西聰氏の、『“他人の目”が気にならなくなるたった1つの習慣』(青春出版社)から、物事を楽天的に捉えられる考え方を紹介します。

「デスクで電話をするのが苦手…」がなくなる考え方

「職場の自分のデスクで電話をできず、廊下に出て行って携帯電話で話をする」という人がいます。デスクでは「周りの人たちの目」があるけれども、廊下であれば誰にも見られず、誰にも話の内容を聞かれずに電話をできるからなのです。

 特に、何かトラブルを起こして取引先に謝罪しなければならない時や、お客さんからのクレームに対処するような時は、こそこそと廊下へ出て行って話をする、ということがあるようです。しかし、どのような仕事であれ、仕事ではトラブルがよく起こります。電話で誰かに「すみません」と謝らなければならない場面も多くあるでしょう。その度に、こそこそと廊下へ出て行くのでは、かえって周りの人たちに変に思われてしまうことになるのではないでしょうか。