ホリエモンが取材で聞かれて本気でイラッとする質問「心底嫌気を覚える」「あるわけないだろう」堀江貴文氏 Photo:SANKEI

貯金さえ増えれば安心できる。そんな常識こそ、私たちを縛る最大の思い込みだと、実業家の堀江貴文氏は言う。銀行に黙ってお金を貸し続ける「貯金信仰」、目的に縛られて行動が狭まる「目標主義」、平面的な発想しかできない思考停止。そこから抜け出さなければ、あなたの人生はお金に支配され続けるだろう。あり金を使いこなし、時間と経験に投資する生き方の本質とは?※本稿は、堀江貴文『あり金は全部使え』(マガジンハウス)の一部を抜粋・編集したものです。

人間は信用できないけど
貯めたお金は裏切らない?

 世間のほとんどの人は、貯金を銀行に預けている。預金通帳の残高がたくさんあれば安心を得られ、その数字を増やすことが幸福につながると信じている。

 だが、それは完全に騙されている。親や社会通念を通じて、脈々と受け継がれてきた、悪しき「教育洗脳」のひとつだ。

 銀行への貯金は、つまりあなたが無償で銀行に貸してあげたお金だ。何かに取り憑かれたように銀行にお金を貯めている老人とか、貯金マニアの主婦などの話を聞くと、不思議でならない。

 大してお金持ちでもないのに、巨大な資産を持っている銀行に、お金を「貸し」まくって、どうして平気なのだろうか?

 そういう人に限って、借金は絶対ダメ!とか、お金は大事だなどと主張しがちだ。言っていることと、やっていることが、ちぐはぐだ。銀行に、なけなしのお金を貸すことに、何の疑問も持っていない人に、お金は大事などと言える資格はないと思う。

 問題の根幹は、何世紀にもわたり続いている、「信用」に関するおかしな逆転現象だ。「貯めたお金は信じられるけど、他人は信じられない」という人が、ひどく多いが、人の方が信用できるということが、なぜわからないのだろう。