トランプ米政権はメキシコとの「国境の壁」の建設を加速するために、業者との契約に関わる一部連邦法の適用を免除する計画だ。国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行が明らかにした。政府に対して開かれた競争を提供した上での契約を義務付け、業者選定の妥当性を示させる法規の免除などを予定している。トランプ政権は2020年末までに国境沿いに約450マイル(約720キロ)の壁を完成させることを目標にしている。ウルフ氏は18日、FOXニュースで、こうした法規の免除により「南西国境沿いで進めている工事の一部が加速することを期待している」語った。トランプ政権はこれまでに約119マイルにわたる鉄製の壁を建設した。ドナルド・トランプ大統領の支持者らは、壁建設が選挙公約を実行しているというわかりやすい証拠になるとみている。