「世界No.2セールスウーマン」の和田裕美氏は、自らの営業活動の中で目標の達成率アップ、効率アップのために実践してきたことを採り入れて手帳をプロデュースしている。カリスマの仕事術・手帳術から、仕事と人生を豊かにするヒントを得てほしい。
私の営業のスタートは、日本ブリタニカという会社で、完全歩合で英会話スクールと教材の販売をすることでした。お客さまからYesがいただけないと、収入はゼロ、いえ、交通費など自己負担の経費を考えると赤字になってしまうという厳しい世界です。
そんななかで、人見知りで電話をかけるのも怖かった私が、世界142支社中No.2になり、独立して会社を設立し、今では営業コンサルタントとして様々なクライアント企業の営業組織づくりに携わることができるようになったのは、上司から教えられた仕事に対する考え方と、そして私なりに試行錯誤しながら身につけてきた仕事術(“術”というほどのノウハウでもありませんが)のおかげかな、と思っています。
まず私が強調したいのは、どんなノウハウも気持ちが前を向いていないと役に立たないってこと。私はブリタニカ時代のボスから、どんなことも「よかったじゃないか!」と明るいほうへ“陽転する”考え方を教えられました。ゴール設定し、目標に向かってわくわくしながら進むんだ、という考え方になれば、あとは自分に合った仕事術や時間術をとり入れていけばいいだけです。
私がプロデュースした『W's Diary和田裕美の「売れる!」営業手帳』は、結果を出すために私がやってきたことをとり入れてつくりましたが、とくに気持ちを前向きに保つために、月初めや週の初め、そして月末の追い込みの時期に、こころが元気になれそうな言葉を書き込みました。