バーニー・サンダース氏は、自身が普通の「民主社会主義者」であることを米国民に信じ込ませたいと望んでいる。その際の力点は「民主」に置かれている。しかし、民主党の大統領選挙予備選で最有力候補となった同氏に対するメディアの目が厳しくなるにつれ、われわれは同氏の政治的立ち位置について多くを知るようになった。それによって、サンダース氏の外交政策の概要が明らかになりつつある。サンダース氏が、来週ワシントンで開かれる親イスラエルのロビイスト団体、米国・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)年次総会での講演要請を断ったことは、同氏の姿勢を示す最近の一例だ。この会合は、民主、共和両党の大統領候補者のキャンペーンに欠かせない要素の一つだが、参加が義務付けられているわけではない。
【社説】サンダース氏の外交姿勢
ネタニヤフ氏は「人種差別主義者」
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