米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は28日、必要であれば利下げする用意があると示唆した。  パウエル氏はこの日午後に声明を発表し、「米経済の基礎的条件は引き続き力強い。ただし、コロナウイルスは経済活動に進行性のリスクをもたらす」との見解を示した。「FRBは状況の進展と景気見通しに対する影響を注視している。経済を支えるためにわれわれの政策手段を活用し、適切に行動していく」と述べた。  FRBは昨年6月、米中貿易戦争が世界的な景気減速を悪化させかねない状況になったことを受け、これに似た文言を用い、必要とあれば利下げの用意があることを示唆。