米司法省は4日、レバノンのイスラム教シーア派武装組織「ヒズボラ」とつながりがある人物に機密情報を伝えたとして、国防総省に務める言語学者を訴追した。情報には米政府向けに内偵を行っていた人物の実名などが含まれていたという。訴追されたのはマリアム・タハ・トンプソン被告(61)。イラクのエルビルに拠点を置く特殊作戦タスクフォースに務めていた際、極秘の機密情報を送信したと当局は主張している。容疑者は2月27日に逮捕されスパイ罪に問われていて、4日中にも初めて出廷する見込み。国防総省を通してトンプソン被告にコメントを求めることはできなかった。被告が提出した裁判所類には、弁護士の情報が含まれていなかった。
米国防総省の言語学者、ヒズボラ関係者に機密漏えいで訴追
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