中国・武漢の病院前の様子
中国・武漢の病院前の様子 Photo:Barcroft Media/gettyimages

世界で猛威を振るう新型コロナウイルス肺炎。最初の発生地とされる中国湖北省の武漢市はすっかり世界中に名が知られることとなった。その武漢に、世界中にいる億単位の中国人から注目を集める女性作家がいる。彼女が毎晩深夜0時前後にSNSに投稿する武漢の様子が、多くの中国人の心をとらえているのだ。時に政府批判も含むため、当局から削除の憂き目に遭うことも度々だが、毎晩毎晩、投稿は止むことがない。その作家とは、どんな人物なのか。(日中福祉プランニング代表 王 青)

毎晩深夜0時にアクセスが集中
武漢在住の女性作家のSNS日記

「深夜0時、いつもワクワクして、日記を待っている。あなたの日記がまるで良薬のように、われわれの焦燥と苦悩を和らげてくれる」――。

 毎晩、多くの中国全土や海外在住の中国人が注目し、真夜中の0時になると、たちまちアクセスが集中して多くのコメントであふれるSNSのアカウントページがある。

 そのアカウントページの名は「方方日記」。新型コロナウイルス肺炎で揺れる中国・武漢市に在住する女性作家の方方さんが投稿する日記(ブログ)形式のコラムである。

 なぜ、深夜0時にアクセスが集中するかといえば、その理由は明らかだ。