
王 青
「日本人には英語で話せ」来日する中国人が“英語マウント”をSNSで語る、意外すぎる理由
日本にやってくる中国人の中に「日本人は英語が苦手でコンプレックスがあるから、英語を使えば議論で優位に立てる」「中国語や日本語ではなく、英語を話したほうが尊敬してもらえる」「特にトラブルのときは、英語を話せば優位に立てる」という主張をする人が増えているという。日本人と中国人の子どもどうしのトラブルや、日本の飲食店での経験談が中国のSNSで拡散されているが、本質的な問題は「英語」ではなく「中国人の価値観、マウント」なのではないだろうか?

「敷金礼金を水増し」「日本語で中傷」増え続ける在日中国人コミュニティで、同胞同士のだまし合いが止まらない
「日本は空気がきれい」「社会保障が充実して老後の心配は不要」――甘いうたい文句に誘われ、日本に移住する中国人が急増している。しかし、彼らを待ち受けるのは“理想郷”ではなく、同胞による搾取と競争の連鎖だった。中国人同士が騙し合い、蹴落とし合う……不動産詐欺から飲食店への嫌がらせまで、コミュニティ内部で繰り広げられる「食い合い」「だまし合い」の構造を、当事者の証言から明らかにする。

「同胞として恥ずかしい」中国人の医療タダ乗りや迷惑行為、日本人以上に在日中国人が怒るワケ
日本にやってくる中国人の数が急増している中、一部の中国人が日本で行った迷惑行為や法律違反が報道されるたびに、日本国内のネット上では「日本から出ていけ」「法整備を急げ」と怒りや不信感が噴出している。実は日本人だけではなく、多くの在日中国人たちもまた「同じ中国人として恥ずかしい」と怒っているという。「日本の制度をもっと厳しくしてほしい」と彼らが望む理由とは?

「要介護のお年寄りが生きたまま焼死だなんて…」老人ホーム火災事故があぶり出す、中国の深刻すぎる“格差問題”
「要介護の高齢者が生きたまま焼死するなんて、あまりにもむごい……」。20人もの命を奪った、中国の農村部の老人ホーム火災。この悲劇は単純な事故に留まらず、その裏には中国社会の構造的な問題が隠されている。都市部と農村部の格差、急速な高齢化と若者の都市流出、医療格差……中国の農村部で暮らす1億4500万人の高齢者たちが直面している現実とは。

4月13日に大阪万博が開幕したが、SNSやメディアには批判の声が溢れている。大阪市内の小中学校の一部が招待を辞退したほか、修学旅行先をUSJに変更した学校もあるそうだ。しかし、実際に訪れた外国人客の反応は全く異なっている。「デジタル化が進んでいて驚いた」「スタッフの熱意が素晴らしい」と絶賛の声が上がる一方で、なぜ日本人は自国の一大イベントをこれほど批判するのか?中国出身、上海万博に関わった経験を持つ筆者が見た「外国人視点の万博」とは。

「結婚しないとクビ」「子を持たない者は不忠」「1万人合同結婚式」国も企業も必死…中国の異常な結婚奨励策
中国で結婚しない若者が急増し、2024年の婚姻件数は過去最低を記録した。さらに3組に1組以上が離婚する……これでは人口が減るばかりだと、中央政府も地方政府も危機感を強め、さまざまな施策を打ち出している。さらには一部企業まで結婚を奨励するようになってきた。そもそも、中国の若者はなぜ結婚しなくなったのか。そして国を挙げた結婚奨励策の行方は……?

「日本じゃなく、台湾や中国なら死なずに済んだ!」台湾トップスターが旅行中に死亡、中台で「日本の医療レベルは低い」の声
台湾のトップスター、タレントで女優のバービィー・スーさんが日本旅行中に病気で死亡した件は、台湾だけでなく中国でも大きな論議を巻き起こしている。彼女はインフルエンザにかかって肺炎を患い、救急車で病院へ搬送されたにもかかわらず亡くなってしまった。これについて、「日本の医療レベルは高いと思っていたが、違うのではないか」「台湾や中国の病院にかかっていれば、亡くならずに済んだのではないか」という声が上がっているのだ。台湾や中国の人々が「日本の医療システムは遅れている」と批判する理由とは。

「4000万円以下の車は恥ずかしい」上海で突然始まったスーパーカーショーの裏にある中国人の“劣等感”
1月、韓国人観光客が急増したことを受けて、突然上海で始まった“スーパーカーショー”。そして1月29日、東京タワーで予定されている春節ライトアップ……この二つはいずれも、中国のSNSで大きな話題を呼んでいる。そしてその裏には、中国人の複雑な想いが隠れているという点でも、共通しているのだ。日本人にはおそらく思いも付かない、中国人特有の「考え方」とは?

日本に増える「ガチ中華」、中国人オーナーにエリートの飲食未経験者が多い納得の事情
最近日本で増えている「ガチ中華」店。背景にあるのは在日中国人の増加だが、こうしたガチ中華の店の経営者は、中国にいたときには飲食店の経験がなかった人も多いという。言葉も通じない異国の日本に移住し、未経験の「飲食店」という仕事にチャレンジするのはなぜなのか。大阪の繁盛店を二店取材し、生の声を聞いた。

日本よりずっとヤバイ中国の介護事情「実家からの電話が怖い」「糞に始まり糞に終わる」
日本同様、急速に高齢化が進んでいる中国。老親の介護をどうするかという問題には、日本も中国も多くの人たちが頭を悩ませている。しかし日本とは違う背景で問題が深刻化している。今年、中国では「50代の大学教授が80代の認知症の母親を24時間介護している」という報道に大きな関心が寄せられた。それは、「明日は我が身」と思う人々が多かったからだ。中国の高齢化・介護問題が日本以上に深刻な理由とは?

「青春は無敵だ!」自転車で夜中に50キロの大移動…中国の「謎ブーム」に当局が厳戒態勢をとるワケ
11月、中国の大学生たちが集まって、夜中にシェアバイクに乗って開封市へサイクリングをするという謎のブームが起きた。目的地までの距離は約50km、その数なんと数十万人。幹線道路を自転車が埋め尽くし、動画や写真をSNSに投稿する。大学生以外の人々も集まってくる……謎のブームのきっかけは、かなり意外なものだった。

「もう年金を払わない!」定年引き上げにブチギレる中国人「上級国民」優遇に不満爆発
日本と同じく、急速に少子高齢化が進む中国。中国では長らく男性の定年退職の年齢は60歳だったが、63歳に引き上げられることになった。年金の納付期間や受け取れる年齢も延長される。この発表は中国社会に大きな衝撃を与え「今年最大の関心事」「もう年金を払わない」という声も上がっている。今回の決定に対し、なぜ中国の人々はここまで反発しているのか。

9月5日、埼玉スタジアムで行われたサッカーワールドカップのアジア予選で、日本に0-7で敗れた中国。実は中国では、この結果が大変な騒ぎになっている。中国代表に対し激怒する人々、ネットにあふれる批判、さらには対日感情も変化の兆しがあるという。サッカー日本戦の結果が、中国社会に与えた衝撃とは?

「患者の息子が医師をメッタ刺し」「血の海で倒れる女医」…中国でなぜ医師が患者に殺されるのか
7月下旬、中国の大学病院で診察中の医師が刃物を持った男に襲われ、殺害されるという衝撃的な事件が起きた。日本人からすると信じられないできごとだが、実は中国では、医師が患者やその家族に襲われるこうした事件が後を絶たず、「世界で最も医師が殺される国」となっている。なぜ、中国の医療現場では、医師と患者の関係がここまで悪化しているのか?中国の医療制度の深刻な現状を解説する。

長年、日本と中国の介護ビジネスに携わってきた筆者は、今年6月中旬に中国・上海で開催された中国最大級の国際介護福祉展「AID」(旧称:China Aid)を訪問した。コロナ禍後、久しぶりの中国訪問で、多くの地元介護事業者と対話する機会を得た。本記事では、改めて感じた中国と日本の介護事業者間のギャップ、そして中国市場で介護ビジネスを展開しようとする日本企業の課題についてレポートする。

廃棄物ソーセージ、毒入り粉ミルク、石油燃料入り食用油…中国の食品安全問題はなぜ無くならないのか?
7月上旬、中国で発覚した石油混入食用油問題。国民の怒りが爆発し、食の安全への不信が再燃した。中国ではこれまでも何度となく食品安全問題が明るみに出ている。廃油を食品に再利用する、毒入り粉ミルク、水でかさ増しした肉、廃棄物で作ったソーセージ……中国は世界第2位の経済大国になったはずなのに、こうした問題がなくならないのはなぜなのか?

カフェの男性店員が女性客をビンタ!でもネットは「よくやった、いい気味だ!」中国で起こる異常事態の背景とは?
店員が客を平手打ち。手に持ったコーヒーの粉を客に投げつける……上海の人気コーヒーチェーン店で立て続けにトラブルが起き、動画がSNSで拡散され、大きな反響を呼んだ。もしこれが日本であれば、客に手を上げた店員は相当世間に責められることになりそうだが、中国でのコメントの多くは店員を擁護し、客を責めるものだった。なぜ人々は店員の味方をするのだろうか?実はこの背景には、急成長する中国のコーヒー市場と、過酷な労働環境という二つの問題が潜んでいる。

中国・蘇州で、日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲われる事件があり、犯人の男に立ち向かった中国人女性が亡くなった。この他にも中国では、外国人を対象にした無差別殺傷事件が起きている。背景にあるのは、中国社会の閉塞感や経済不況、そして今も続く反日教育だ。中国では今も反日ドラマや映画がたくさん放映されているほか、SNSも閉鎖的で海外の情報に触れることが難しい。さらに昨今は「日本人学校はスパイを養成している」といったデマ動画が拡散されSNSで人気を集めている。このデマ動画の元となった動画を撮影した男性に、話を聞くことができた。

【靖国神社に落書き、放尿男】「日本は弱腰」「山口組に期待」中国での意外すぎる反応
東京・千代田区の靖国神社で、石柱に放尿するような動きをしたあとに落書きをして立ち去る男……こんな動画が中国で拡散、話題になっていた。日本で上がっているのはもちろん怒りの声だが、中国では賛否両論、さらには日本人からすると意外な反応も起きている。この男はいったい何者で、どんな狙いでこうした行動に走ったのか。

「反日商法」で中国ミルクティーの売上高が400倍!→ヤラセが即バレで批判殺到のお寒い事情
今年のゴールデンウイーク、中国からの海外旅行先で一番人気は日本だったという。しかし同じ頃、中国では「反日」「愛国行為」を打ち出したことにより、ミルクティーで有名なある飲料メーカーの売り上げが400倍と激増するという事態が起きていた。日本人の目から見ると不思議としか思えない「愛国行為」とは……。
