米大統領選に向けた民主党の候補者選びからエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)が撤退したことを受け、今後1カ月の予備選に向けジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)はウォーレン氏の支持者獲得で争っている。ウォーレン氏は高学歴の有権者から幅広く人気を集めていたことで知られる。ウォーレン氏は5日に選挙戦からの撤退を表明、選挙戦をリードするバイデン氏とサンダース氏のどちらを支持するかは時間をかけて決めると述べた。世論調査では、ウォーレン氏支持者がバイデン氏とサンダース氏の間で二分される可能性が示されている。ウォーレン氏から支持を得られれば、いずれの候補にとっても追い風となる。バイデン氏はそれまでのライバル候補らから支持を集め、予備選・党員集会が集中した「スーパーチューズデー」でも人種が多様な州で複数の勝利を収めるなど、民主党を団結させられることをアピールしている。一方のサンダース氏は進歩派の支持を集め、中道派をすばやくまとめつつあるバイデン氏に抵抗することを狙う。
バイデン氏とサンダース氏、ウォーレン氏撤退で支持者争奪へ
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