米大統領選の民主党候補指名争いでジョー・バイデン前副大統領が民主党有権者から圧倒的な支持を得ていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースの最新の共同世論調査で明らかになった。1カ月前から情勢が逆転した。調査では民主党予備選ですでに投票したか投票する予定の有権者のうち、61%がバイデン氏を支持すると回答。バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は32%の支持にとどまった。2月中旬の調査では、バイデン氏がわずか15%の支持率で、4人の2番手候補のうちの1人だった一方、27%のサンダース氏が最有力候補に躍り出ていた。だが2月29日に実施されたサウスカロライナ州の予備選でのバイデン氏の勝利やその後の連勝で展開が大きく変わった。