米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)によると、2020年東京五輪の延期も含めた新型コロナウイルス流行による大会の中止などで、米国のアマチュアスポーツ団体は最大で8億ドル(約880億円)の損失をこうむる可能性がある。USOPC幹部が先週議員らに送ったメールでこうした推計が示された。大型景気刺激策を巡る議会での交渉が続く中、USOPCには連邦政府から関連して支援を求める狙いがあった。25日遅くの段階では議会はUSOPCの要請に応じた気配はなく、経済対策案に関連資金は盛り込まれなかった。USOPCは米国内にある50のアマチュアスポーツ団体の上部組織として機能しており、メールではこうした団体の資金面での苦境が浮かび上がった。USOPC自体への直接の資金要請は行われなかった。