米ニューヨーク市では新型コロナウイルスを巡り、アジア系米国人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が急増している。ニューヨーク市警察(NYPD)のデータで明らかになった。  NYPD当局者は2日、コロナ関連のヘイトクライムに関する苦情が3月7日以降、11件寄せられたと明らかにした。嫌がらせや暴行などさまざまで、いずれもニューヨークのアジア系住民が標的となった。NYPDはそのうち7件で加害者を逮捕した。  当局者によると、ニューヨーク市の5区全てでこうした事件が発生している。