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特許競争で崖っぷちの日本
特許申請件数は米中に負け3位

「ジャパンアズナンバーワン」といわれた1980年代から2005年まで日本の特許出願数は世界一の座を占め、「世界一の特許大国」と称賛されたが、今や中国の154万件、米国の60万件に対し、日本は31万件で3位に転落している(2018年)。

 人工知能(AI)や量子コンピューターなど10分野の先端技術の特許出願では、2000年当時は日米が5分野ずつ首位に立っていたが、2017年には中国が9分野で首位に立ち、米中が激しく争う一方、日本は水をあけられている。

 米中紛争の焦点になっている次世代通信システム5Gの関連特許では、中国のファーウェイが1554件の特許を持ち世界一であり、標準必須特許を支配している。

 かつて世界の通信機市場を制覇したNECや富士通などの日本企業は今や見る影もない。

 特許戦争での敗北が即国際競争力の低下につながっている状況で、日本経済を再び強くするには知財戦略の立て直しが必須だ。