米ジョンズホプキンス大学にデータによれば、6日現在で米国の新型コロナウイルスによる感染者数は33万7000人を超え、死者数は9648人に達した。米公衆衛生局のジェローム・アダムス長官は5日、今週は「多くの米国民にとって、人生で最もつらく悲しい1週間になるだろう」と語った。ニューヨークなど最も感染例の多い地域では、流行が間もなくピークを迎える見通しだ。ジョンズホプキンス大によれば、全世界では183カ国で感染が確認され、6日時点の感染者数はほぼ128万人、死者数は7万0356人となった。感染例の急増を背景に、アジアでは数カ国が新型ウイルス対策を強化する計画だ。安倍晋三首相は、7日に東京や大阪など7都府県に緊急事態宣言を発令する予定。学校や娯楽施設の閉鎖など、住民に外出を自粛させる都道府県の権限を強める狙いだ。