新入社員といかに早く信頼関係を構築するかが、即戦力化の鍵を握ります(写真はイメージです) Photo:PIXTA

コロナウイルス対策で予定していた新入社員向けの集合研修を実施せず、そのまま配属に踏み切っている企業が増えてきています。最低限のマナーや職場でのルール、報連相(報告・連絡・相談)など基本を教わらずにいきなり新人が配属された職場も多いのではないでしょうか? 新人を指導する際に気を付けるべき3つのマインドをお伝えします。(カスタマーズ・ファースト株式会社代表取締役・代表講師、産業カウンセラー 片桐あい)

何を教えるかよりも、「どう育てたいか」
というビジョンを持つことが大切!

 私は、企業内で約20年間、新人の指導をしてきました。今も、研修講師として毎年多くの新人研修に登壇しています。現場の育成者と外部講師、立場は違いますが共通して感じることは、「何を教えるかということよりも、その新人をどんなふうに育てていきたいのかというビジョンを育成側が持つことが大切だ」ということです。

 たとえば、「3年後にはこんなふうに育ってほしい」と思って育成する現場のリーダーは、良きリーダーです。多くのリーダーは、「あいさつ一つできないのか?」と思えば、「あいさつを教えないと」となり、「報連相が不十分!」と思えば、「報連相のタイミングや内容を教えないと」となります。このように、教えること(コンテンツ)に目がいきがちです。

 確かに、コンテンツは大切です。しかし、もっと大切なことがあります。

 それが「育成ビジョン」です。