新型コロナウイルス感染による世界の死者数は、米時間10日時点で10万人を超えた。死者数はイタリアが最多で、米国がそれに続く。ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、世界の感染者数は167万人を突破し、死者は10万1732人となった。イタリアの死者数は1万8849人。米国は1万8022人、スペインが1万5970人でこれに続く。ジョンズ・ホプキンス大学では米国で感染が確認された人数を48万6000人超としているが、専門家は実際の感染者数はこれより多い可能性が高いとみている。感染拡大が深刻な一部の州は、感染の拡大ペースが鈍化している兆しがあるとの慎重ながら楽観的な見方も示している。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、同州で集中治療室(ICU)に運び込まれた人数が差し引きで初めて減少に転じたと発表した。ただ、1日あたりの死者数は9日時点で777人と、依然として高水準にある。