新型コロナウイルスの集団感染が発生した米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルトで、上等兵曹が13日、ウイルスの合併症で死亡した。乗組員の死亡が確認されたのは今回が初めて。海軍は遺族への通知が終わるまで、氏名の公表は控えるとしている。上等兵曹は3月30日にウイルス感染が確認され、グアムの海軍基地で隔離されていた。4月9日の回診時に反応がない状態で見つかり、グアム市内の海軍病院の集中治療室に移送されたという。海軍関係者によると、このほか乗組員4人が入院している。これまで同空母では少なくとも585人の感染が確認されている。