米バイオテクノロジー会社のモデルナは16日、新型コロナウイルスの実験的ワクチンの開発・製造を加速させるため、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)から最大4億8300万ドル(約520億円)の助成金を受けることで合意したと明らかにした。この資金で研究を重ね、同ワクチンに対する米食品医薬品局(FDA)の承認取得を目指す。モデルナはまた、研究が成功した場合、大量のワクチンを製造できるよう最大150人を新たに採用して製造能力を拡大する計画だと述べた。同社のワクチンは、開発が進んでいるコロナワクチン候補の1つ。ヒトへの初回投与試験が3月に始まったが、米政府の研究者は、試験が終わって広範な使用が可能になるのは早くても来年初めとしている。
米モデルナに最大520億円の助成、コロナワクチン開発製造加速へ
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