プレイングマネジャー「残業ゼロ」の仕事術Photo:PIXTA

ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2020年5月提供開始の『プレイングマネジャー「残業ゼロ」の仕事術』。自分もチームも疲弊しないで成果を上げる方法をお教えします。

はじめに
1000社で実証した「残業ゼロ」の仕事術

『プレイングマネジャー「残業ゼロ」の仕事術』

 本書のタイトルをご覧になって、「そんなことができるのか?」と思われた方も多いのではないでしょうか。現場の仕事を担当しながら、チームのマネジメントもしなければならないプレイングマネジャーは、とにかく多忙。会社から課された数値目標のプレッシャーをヒシヒシと感じながら、日々、残業をいとわず頑張っていらっしゃるはずです。

 出社すれば社内会議のハシゴをして、やっと自席についたと思ったら、メンバーから「ちょっといいですか?」と声がかかる。メンバーからの報連相が一段落して、ようやく自分の仕事に手がつけられると思ったら、突発案件の対応に追われる。結果、定時に帰れないどころか、手つかずの仕事を家に持ち帰らざるをえなくなる。しかもそれは、本来は部下に任せたい仕事。部下が手いっぱいだから、仕方なく自分がやっている……。

 そんな日常を送るプレイングマネジャーにとっては、「残業ゼロなんて夢物語だよ」というのが本音かもしれません。

 私が経営する株式会社ワーク・ライフバランスは、主に経営層から要請を受けて現場の「働き方改革」をサポートする事業を展開していますが、実際に多くのマネジャーが最初はそのような反応をされます。皆さん、日々、できる限りの努力をしていらっしゃるのですから、それも当然の反応だと思います。

 いえ、むしろ「残業ゼロなどという“かけ声”は迷惑だ」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。上層部から「残業ゼロ」「残業削減」を求められ、現場のメンバーからは「仕事は増える一方なのに、サービス残業をせよということですか?」などと反発される。そんな板挟みのなか孤こ軍ぐん奮ふん闘とうを強いられ、心身ともに疲れ果てている方も多いのではないでしょうか。

 でも、必ず現状を変えることができる──。