仕事ができる人の鬼インプットPhoto:PIXTA

限られた時間で、最大限の知識を得るにはどうすればよいか。弁護士で著作も多い間川清氏の新刊書『仕事ができる人の鬼インプット』の中から、仕事、読書、勉強…あらゆる場面で役立つ究極のインプット術を紹介していく。今回お教えするインプット技術は、ビジネス書、自己啓発書などの実用書を読むスピードが格段に速くなるテクニック、「文章の構造を理解する」読書法だ。

文章の構造を理解すると
読書スピードは俄然速まる

 読書のインプットスピードを速くする方法の一つに、「文章の構造を理解する」というものがある。

 これは、ビジネス書や自己啓発書などの実用書を読んで情報、知識をインプットする際に使えるテクニックだ。小説などにはあてはまらない。

 ビジネス書や自己啓発書のような実用書では、多くの場合、文章の構造が次のようになっている。

(1)問題提起
(2)理由・データ
(3)結論

 この文章の構造を把握した上で、(1)と(2)の部分を飛ばしたり斜め読みしたりして、(3)の結論だけを頭にインプットするのだ。これにより、しっかりと読む部分が(3)だけになり、読書のインプットスピードは俄然、速まる。

 具体的な例で説明してみよう。