新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受けた米国の州知事らが、それぞれ異なる行程で経済を再開させようと試みている。南部では一部州知事らがビジネス再開に動く一方、検査態勢が強化されない中での判断に懸念の声を上げる知事もいる。南部ジョージア州ではスポーツジムやボウリング場、理容院など必要不可欠とされないビジネスも早ければ24日からの再開に向け準備中だが、知事の判断には一部の市長が反発。同じくサウスカロライナ州でも一部の小売業者が再開の準備を整えたほか、テネシー州のほとんどの郡では制限の影響を受けていた事業が5月1日から営業を再開できる。一方でニューヨークやカリフォルニア、ペンシルベニア、マサチューセッツ各州は今月に入り、外出制限期間をすでに延長。多くの州は検査や感染者との接触を追跡する体制の強化を図っている。
米の経済再開、一部の州は前向き 検査体制の強化求める声も
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