新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請などで、つい2カ月前とは、まったく違う日常を過ごしている人も多いのではないだろうか。誰もが経験したことのない非常事態だからこそ、「いつものルーティーン」をこなすことに意味があったりする。さまざまな人のルーティーンを聞いた。(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)
「緊急事態宣言」後
何もかもが今までとは違う
4月7日の「緊急事態宣言」から早くも2週間が過ぎた。今のところ5月6日までの予定となっているが、これも「延長するのではないか」と予測している人が多いだろう。残念ながら感染者数の減少は今のところ観測されていない。
筆者の暮らす都内の下町では、飲食店が19時ごろには閉店するようになった。24時間スーパーは20時まで。普段20時まで開いていた輸入食品などを扱う店は、18時まで。入り口にアルコール消毒液が置かれるのはもう見慣れた風景となったが、「入店の際はマスクを着用してください」の張り紙も見かけるようになった。
何もかもが今までとは違う。