新型コロナウイルス危機で失業した人や採用を抑えている企業の数はすさまじい。ただ、目につきにくいのは、立ち上げ期に頓挫する多くの事態 ―― 新しい街角のカフェや歯科医院、小さく起業して定番ブランドになるビジネスなどだ。こうした失われたスタートアップは、新型コロナの感染拡大の脅威が薄れた後も、経済に暗い影を落とす可能性がある。米労働省が23日発表した4月18日までの週の新規失業保険申請件数は約440万件と、再び衝撃的な水準を記録。新規の申請件数は過去わずか5週間で2600万件を超え、2009年初めに記録したこれまでの過去最高の330万件をはるかに上回った。
もうひとつの雇用危機:干上がる起業活動
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