どんな種類のスキルの習得にも使える「ウルトラ・ラーニング」という勉強法が話題だ。このメソッドを体系化したスコット・H・ヤングは、「入学しないまま、MIT4年分のカリキュラムを1年でマスター」「3ヵ月ごとに外国語を習得」「写実的なデッサンが30日で描けるようになる」などのプロジェクトで知られ、TEDにも複数回登場し、世界の勉強法マニアたちを騒然とさせた。本連載では、この手法を初めて書籍化し、ウォール・ストリート・ジャーナル・ベストセラーにもなった話題の新刊『ULTRA LEARNING 超・自習法』の内容から、あらゆるスキルに通用する「究極の学習メソッド」を紹介していく。連載第5回では、学習を始める際に「最初にするべきこと」を解説する。

photo by Adobe Stock

最初のウルトラ・ラーニング・プロジェクト

 ウルトラ・ラーニングにおける最大の障害は、ほとんどの人が自己学習をスタートさせることに十分な関心を払っていないという点だ。

 ウルトラ・ラーニング・プロジェクトは、簡単ではない。それには計画、時間、そして努力が必要だ。しかし、努力するだけの価値はある。難しいことを素早く効果的に学べるというのは、非常に強力なスキルなのである。

 ここでは、どうすれば最初のプロジェクトを正しく進められるかについて、私が学んだことのすべてを解説しよう。