米ゼネラル・エレクトリック(GE)は航空機エンジン部門で約1万3000人を削減する。新型コロナウイルス流行が航空業界に打撃を与える中、コスト削減を強化する。  GEは従業員向けのメモで4日、航空機エンジン部門「GEアビエーション」で世界的に人員を25%削減する計画を明らかにした。同部門は昨年末時点で約5万2000人を雇用し、米ボーイングや欧州エアバス向けにエンジンを生産する。こうした大手航空機メーカーは航空会社の運航停止を受けて生産削減に動いている。  GEアビエーションは10億ドル(約1100億円)のコストを削減する計画を立てており、既に米国事業で人員削減に着手している。