大都市圏の感染状況の比較で
違いが見えてきた

 図1は、大都市圏を含む都道府県の新型コロナウイルスの感染者数を示したものである。圧倒的に数が多い東京は右目盛りにしている。神奈川県と大阪府も同様だ。

 この図から、3月末から4月初めまで抑えられていた感染者数がその後急激に増加していることが分かる。2月に新型コロナウイルスの感染が拡大した後、感染者数を抑えられていた北海道が、特にこのところ急激に増加している。ただし、北海道を除くと感染者数の伸びは鈍化しているようである。

 伸び率の傾向を見たのが図2で、これは感染者数の前日比の7日間平均を示したものだ。

 ここからも、多くの都道府県で3月末から感染者数が増加したが、4月下旬になって落ち着いていることが分かる。4月7日の緊急事態宣言による外出自粛、接触削減の効果が表れているとみられる。ここでも、4月上旬までは抑えられていた北海道が最近増加していることが分かる。また、4月中旬まで増加していた愛知が、それ以降は抑えられていることも分かる。

 そこで以下では東京と愛知について、感染者数、入院者数、退院者数、死亡者数が今後どうなるかを考えてみたい。