米司法省は7日、マイク・フリン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の起訴取り下げに向け動き始めた。2年前に連邦捜査局(FBI)への偽証を認めた同被告を巡り、方針を大きく転換させる。  フリン氏の弁護士らは2017年に実施された取り調べで、政府が被告を陥れようとしたと指摘した。検察側は数日前、証拠とされる関係資料をフリン氏側に提出していた。  司法省は起訴取り下げに向けた申し立ての中で、「フリン氏の取り調べはFBIによる同氏への対情報捜査上、根拠がなく正当ではかったと米政府は結論付けた」とした。