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冬になれば毎年流行するインフルエンザや、かつて猛威をふるった新型コロナウイルス。これからの疾患の重症化リスクを下げるにはどうしたらいいのか。ウイルス感染症からの身の守り方を、今注目の「時間治療」の観点から医師が解説する。※本稿は、医師の藤村昭夫『世界の最新医学が教える最高の薬の飲み方 時間治療』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。
ウイルス感染症に
罹りやすい人とは
2020年初頭から猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、これからも変異を続けて私たちを脅かすでしょう。また、インフルエンザが重症化して命を落とす人も、毎年かなりの数に上ります。
ほかにも、さまざまな感染症が存在し、人同士がふれあいながら生きている以上、私たちは絶えずそのリスクに晒されていることになります。
まず、基本的なこととして、交代勤務や不眠はウイルス感染症の危険因子であると考えられます。
医療や介護など、あるいはコンビニをはじめとしたサービス業の現場では、24時間業務が一般化されています。そこでは交代勤務を行っており、それだけ不特定多数の人と接することになります。
また、交代勤務によって睡眠リズムが整わず不眠に陥れば、なおさらウイルス感染症に罹りやすくなります。
実際に、不眠の人はインフルエンザや新型コロナに罹りやすく、とくに新型コロナに罹ると重症化しやすいことが報告されています。
一方、交代勤務を行っている人はインフルエンザに罹りやすく、さらにインフルエンザや新型コロナに罹患すると重症化しやすいことが知られています。
また、ウイルスに感染する時間帯(タイミング)も危険因子のひとつです。マウスを用いた研究により、活動時(人では昼間)よりも非活動時(人では夜間)にインフルエンザウイルスに感染したほうが、肺炎の程度が重いことが明らかにされています。







