――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  時価総額世界トップの自動車メーカーであっても、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)という障害物は回避できない。  トヨタ自動車は12日、2021年3月期の通期業績について、売上高は前期比20%減、営業利益が80%減との見通しを示した。競合するホンダは同日、各国のパンデミックの状況を予測することが困難なため、「合理的に算定した」見通しを示すことはできないとの認識を示した。今年1-3月期は、ホンダが赤字転落、トヨタは営業利益が前年同期比25%減となった。