ジョナサン・セリャクさん(31)は今年ニューヨーク市アッパーイーストサイドのマンションに引っ越した時、通りの向かいにある高級ジムのエクイノックスに入会する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で米国中のスポーツクラブが閉鎖されたため、高校時代から持っていたウエートトレーニングの器具を部屋に設置した。部屋でのウエートリフティングと外でのランニングが新たな日課となったセリャクさんは、ジムの入会だけでなく、過去に友人と訪れていたヨガやバイクエクササイズのスタジオについても考え直している。セリャクさんは「月会費がかかる本格的なジムにはもう入会しないつもりだ」と話す。新たに始めたワークアウトの低コストで便利な点が気に入っている。「誰かと調整してテキストを打ち、このクラスに通おうと伝えたりする必要がない。めちゃくちゃ簡単だ」