雑誌『ムー』の創刊号と2号の表紙
本書では1979年の創刊から2019年12月号までの表紙が一望のもとに並べられ、「ムー文化人」たちの愛情あふれるコメントが紙面を飾っている 写真:『ムー ビジュアル&アート集』(玄光社)より 拡大画像表示

創刊からの表紙と「ムー文化人」たちの
愛情あふれるコメントが誌面を飾る

 本書『ムー ビジュアル&アート集』を見つけた時、テンションが上がりすぎて鼻血を出しそうになってしまった。営業再開を待ち望んでいた紀伊国屋書店新宿本店の店頭だったことも、興奮に拍車をかけたかもしれない。

『ムー ビジュアル&アート集』書影
『ムー ビジュアル&アート集』  玄光社刊 2500円+税

 本書はあの!月刊『ムー』のビジュアル&アート集である。説明するまでもないが、『ムー』は昨年創刊40周年を迎えた日本屈指のミステリーマガジン。本書では1979年の創刊から2019年12月号までの表紙が一望のもとに並べられ、「ムー文化人」たちの愛情あふれるコメントが紙面を飾っている。なんてナイスな企画なんだ。素晴らしすぎる!

 思えば幼稚園児の頃、山奥の小さな町の図書館で、UMA(未確認動物)の本と出会ったのが始まりだった。海か湖かは忘れたが、ボートに乗って上空に向け手を振る男性の写真。ボートの下には黒々とした巨大な生き物の影が!その写真を見た時、電流が走ったようなショックを受けた。「きょ、恐竜!?すっげー!!」以来、この手のものが大好物になった。『ムー』が創刊された時は小学校高学年、まさにどんぴしゃりの世代である。UFOにピラミッド、ムー大陸にモアイ像、ぜーんぶ『ムー』が教えてくれた。この年頃の子どもにとって、『ムー』は未知の世界への扉だったのだ。

 映画監督の新海誠氏も『ムー』に魅せられたひとりである。