コロナ不況で拡大!定年格差#3
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社会人になってから数十年、自分はどんな仕事をして何を身に付け、どれだけ成長したのか? 特集『コロナ不況で拡大!定年格差』(全5回)の#3では、“定年就活”で失敗しないための秘訣として、(1)公私両面から人生を見つめ直す、(2)充実感の源泉をあぶり出す、(3)自分自身を見える化する、という3ステップの具体的なノウハウを徹底解説する。

「週刊ダイヤモンド」2020年5月23日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

「売りなんてない」と思う人にも
キャリアで蓄えてきたものはある

 かつて就職活動のときに、なりたい職業、行きたい業界や企業を選ぶため、そして、自分の強みやアピールポイントを探すために、「自己分析」で自身のあらゆる点を洗い出す作業をした経験はないだろうか。40~50代でこれまでのキャリアを見つめ直すときにも同じ作業をしてみるといい。

 40~50代で行う自己分析は主にそれまでの職務履歴を洗い出し、自分の持つスキルや経験、強みを可視化することが目的になる。自身もビジネスマン経験の後に53歳で独立、現在、「中高年専門ライフデザインアドバイザー」の肩書で中高年のキャリアサポートを行っている木村勝さんは「身に付いているスキル、知識、経験、資格、ノウハウ、マネジメント力など、保有する全ての自己資産を洗い出してキャリアの棚卸しをしてみると、『自分は平凡で売りになるものなんてない』と思っていた人でも、20年以上のビジネス経験の中でかなりのものを蓄えてきていることが分かるはずなんです」と話す。今回は、木村さんがキャリア相談で行っているキャリアの棚卸しの方法を教えてもらおう。

 このキャリアの棚卸しにはコツがあり、「家族キャリアマップ」「ライフカーブ」「キャリア棚卸しシート」の三つを使うことでキャリアを「見える化」できるという。