25年万博開催・IR誘致に向けて関西の勢いは止まらない

 今回の2025年大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。関西は、そのテーマを実現するための「実験場」と位置づけられ、開催前から様々な企業・研究機関が先端技術の実証実験を、万博期間中にも実験的な展示を行います。

 特に万博会場である夢洲は、ほぼ更地で土地利用の制約が小さく、「未来社会の実験場」という2025年大阪・関西万博のコンセプトには最適な場所であると言えるでしょう。

 では、今回の大阪・関西万博ではどのような実験が行われるのでしょうか。具体的な内容は、2025年日本国際博覧会協会が有識者による議論を重ねているところですが、既に2019年6月の段階で大阪商工会議所が一定のアイデアを打ち出しています。その内容は、健康・医療分野では健康メニューが提供される健康レストラン、VR・ロボットによる健康増進プログラムを体験できるスポーツクラブなど。

 足元でもより具体的な動きが出てきています。たとえば水素を動力源とするドローン。エアロジーラボ社は、プロペラを複数備えた軽自動車程度の大きさの機体を想定し、2024年はじめには人を乗せた状態での飛行試験を行う計画です。

 また、大阪メトロと大阪シティバスは、自動運転で走る路線バスの実用化に向けて動き出しており、実証実験を経て2020年度に4路線で導入、大阪・関西万博では会場と駅との移動手段として活用する予定です。自動運転車を充電するためのワイヤレス充電システムについても、既にダイヘン社が大阪城公園などでの実証実験を重ねており、万博会場を移動する無人バスへの採用を目指しているほか、道路を走ったまま充電するシステムにいても開発を加速させています。

 今回の万博は、実は、万博の歴史を塗り替えると言われています。2025年の万博は、開催前から世界中の課題やソリューションを共有できる「オンラインプラットフォーム」を立ち上げる予定です。つまり、ネットとリアルを通じた来場者数は80億人を目指しているのです。大変スケールの大きい話だと思いませんか。