年を重ねるほど、「生まれ育った町を離れたくない」「住み続けたい」と思うようになる人は多いだろう。しかし、実のところ「移住したい」と考えている人が多い都道府県もあるようだ。では、どの都道府県では「住み続けたい」人が多く、一方でどこでは「移住したい」と思っている人が多いのか。
各都道府県の住民へのアンケートによって「定住意欲度」を明らかにしたのが、ブランド総合研究所の実施した「都道府県『定住意欲度』ランキング」だ。
このランキングは、ブランド総合研究所が今年初めて行った住民視点で地域の課題を明らかにする『地域版SDGs調査』によるもの。それでは早速、47都道府県の住民へのアンケートで分かった「都道府県『定住意欲度』ランキング」を見ていこう。
※アンケートはインターネットにて実施。1万5925人から回答を得た(一部を除き各都道府県から約340人)。調査時期は2019年7月12日~19日。住民に対し「今後も住み続けたいと思うか」という問いを投げかけ、「ぜひ住み続けたい」「できれば住み続けたい」「どちらでもない」「機会があれば他県に移住したい」「すぐにでも他県に移住したい」の5段階から1つを選んでもらった。回答はそれぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全回答の平均を「定住意欲度」とした。
1位北海道、2位福岡県、3位大阪府
都道府県「定住意欲度」ランキング
「都道府県『定住意欲度』ランキング」1位は、北海道で84.2点となった。2位は福岡県(80.6点)、そして3位は大阪府(78.3点)だった。
一方で、40位以下に目を移すと、45位は島根県(67.1点)、46位青森県(64.9点)、47位秋田県(63.9点)となった。