米紙ニューヨーク・タイムズは、オピニオン編集長のジェームズ・ベネット氏が辞任したと発表した。トム・コットン上院議員(共和、アーカンソー州)の寄稿が物議を醸し、社内外から批判が出ていた。後任には、オピニオン副編集長のキャスリーン・キングスベリー氏が代理として就任し、2020年大統領選の選挙周期が終わるまで務める。ニューヨーク・タイムズは3日のオピニオン欄に、「軍を送り込め」と題されたコットン議員の寄稿を掲載。コットン議員はその中で、略奪行為を鎮圧するため、軍を動員して「圧倒的な力を見せつける」よう政府に求めた。同紙の記者と編集者らは、全米に広がる抗議活動を取材している黒人の同僚を危険にさらす内容だとして、ソーシャルメディア(SNS)上で抗議の声を上げた。
NYタイムズのオピニオン編集長辞任、「軍投入」寄稿めぐり
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