自分に合った体の使い方を知る

【國分利治×山下誠司】自分に合った体の使い方とは?
國分利治(こくぶん・としはる)
株式会社アースホールディングス 代表取締役社長
1958年生まれ。福島県出身。工業高校を卒業後、地元の縫製工場に就職。19歳のとき、美容師の経営者になることを目的に上京し、東京・新宿の美容室に住み込みで就職。1年半後には店長、5年後には17店舗を管理するマネージャーとなる。その後30歳で独立。葛飾区に「HAIR&MAKE EARTH(ヘアメイクアース)1号店」をオープンする。大型店舗展開で業績を伸ばし、約10年後には16人ものフランチャイズオーナーを育て、総店舗数も100店舗に達する。2007年にはロンドンにも進出。現在、日本全国に240店舗を展開。フランチャイズオーナー104名、総従業員数約3000名にものぼる。著書に、『地道力―目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!(新版)』(PHP研究所)『成功を引き寄せる 地道力―年商200億円、全国200店のFC展開を成功させた社長学』(扶桑社)がある。

國分:山下はショートスリーパーなので、3時間睡眠でも十分です。でも僕は、3時間ではダメですね、6時間は寝ないと。山下を真似して「じゃあ、俺も3時間にしよう」と睡眠時間を減らせば、必ず体を壊します。

人によって最適な睡眠時間は違いますから、「どれくらい寝るとパフォーマンスを発揮できるのか」をきちんと知っておくことが大切です。

あと、食べ物も大事です。僕は肉をほとんど食べませんし、「1日1食」が基本です。食事も睡眠と同じで「人それぞれ」ですから、「自分に合った食生活」をきちんと把握しておく必要があります。

山下:3時間睡眠でも問題がなかったのは、自分の体の使い方やコンディションの整え方を工夫していたからだと思います。

睡眠時間が短くても全力で仕事をしていましたから、「人間ターミネーター」というあだ名が付いて、一時期、美容業界で有名になったことがあります(笑)。

そのうち、大阪に「人間ロボコップ」が出現したんです。その人も僕と同じようにショートスリーパーだった。その人から、「山下さん、どや、ロボコップのほうがターミネーターよりも人間らしいだろ」と言われたので、僕はこう返しておきました。

「ロボコップは半分人間、半分ロボットだから、中途半端や(笑)」

(第4回に続く)