【ワシントン】米議会では、黒人男性のジョージ・フロイドさん死亡事件とその後の全米規模の抗議活動に対処するため、共和党議員らが独自案を取りまとめている。警察への規制に関する党方針を転換した格好で、民主党との協調への期待も高まっている。  この事件を受けて根本的な問題が露呈したため、分断が深刻な議会で、警察による暴力抑止に向けた複数の案が吟味されている。  ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)は共和党案について、「ここ2週間にわたってテレビ画面に映し出された明らかな人種差別」に対処するものだと述べた。