米国は「ロナルド・レーガン」と「ニミッツ」の2隻を中心とする空母打撃群を西太平洋に派遣した。同地域では新型コロナウイルスの集団感染により米空母「セオドア・ルーズベルト」がグアムでの停泊を余儀なくされ、今回空母派遣では感染を防ぐために新たな衛生管理指針が導入された。一方、両空母が派遣されるこの海域では中国軍は活動を活発化させている。台湾は9日、中国の戦闘機数機が防空識別圏に一時侵入したと発表した。日本は、4月以来となる中国の空母打撃群の航行を報告した。セオドア・ルーズベルトでは1200人近くが感染し、1人が死亡した。ロナルド・レーガンは8日に横須賀から出港し、ニミッツは同日サンディエゴを出発した。両空母の打撃群の乗組員は2週間の隔離期間を経て乗船した。コロナ検査は2度実施した。海軍関係者によると、検査で見つかった無症状のコロナ感染者は乗船しなかった。