急落を演じた米国株。調整はまだ続くのか Photo:Pacific Press/gettyimages

ダウ株価、史上4番目の下げ幅
下落すべくしての下落だった

 ダウ平均株価が6月11日、史上4番目の下げ幅となる前日比1862ドル安の2万5128ドルまで下落した。それまで急回復を続いていただけに、市場に動揺が走った。

 平均株価は今年2月12日に史上最高値(2万9551ドル)を付けた後、コロナショックで3月23日には1万8592ドルまで37%も下落したが、中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が大規模な資金供給を決めたことから、4月半ばには半値戻しとなる2万4000ドル台を回復。

 その後、しばらくもみ合った後、経済活動の再開を急ぐトランプ政権の意向を酌むかのように5月下旬頃から再び上昇、6月8日には2万7000ドル台半ばとなるピークの93%の水準まで値を戻していた。

 市場関係者の間では、コロナ感染の第2波を懸念したものとの見方が少なくない。

 だが、株価は下落すべくして下落したのであり、その口実として「第2波懸念」が挙げられたにすぎないのではないかと筆者は考えている。