ばらまくといっても、日銀が市場を通して株を買ったり、国債を買ったり、マイナス金利を誘導したりして、間接的にお金を市場に供給しただけである。

 今回は、政府が本当にばらまいた。しかも、日本だけではない。西側主要国、世界同時にだ。例えば、このような具合だ。

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◎欧州
 民間企業への融資の際、欧州中央銀行(ECB)が銀行にその資金を供給し、かつ金額の1%をECBが銀行にプレゼントしてくれる(TLTRO)。
 そのほか、国によっても異なるが、例えば財力に余裕があるドイツだと自営業者に100万~180万円給付、余裕のないイタリアでも7万円程度の給付がされている。

◎米国
 ジャンクボンドになった社債もFRBが直接買ってくれる。
 30兆円ものキャッシュを準備し全国民に給付。

◎豪州
 中小企業向け給付金 約120万円。
 新規住宅、もしくは住宅リフォームの補助金として150万円から300万円。

◎シンガポール
 7万5000円くらいを、9カ月間支給(合計67万円)。

◎日本
 法人給付200万円、個人給付10万円、学生給付、旅行給付。
 日銀は年12兆円の予算で日本株(ETF)を買う、など

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 以上のように、どの国も、ものすごい大金をばらまいている。

ばらまきの材料が
どんどん出てきている

 株は、暴落こそしたが、あっという間に元に戻ったのは、こうした政府のばらまき努力があったためだ。

 私の投資塾の生徒へのヒアリングでは、給付金の3割程度はFXや株式投資に向けられたようだ。