ソーシャルメディアを巧みに操ってきたトランプ陣営が目下、デジタル上の障害に直面している。  フェイスブックが先週、組織的なヘイト(憎悪)に関する規定に違反しているとしてトランプ陣営の政治広告と投稿を削除したことは、陣営関係者からに驚きを与えた。それをきっかけに、ソーシャルメディア大手が今後もコンテンツを削除または視聴できないようにした場合に備え、対策を講じることが陣営の喫緊の課題に浮上している。内情に詳しい関係者が明らかにした。  もっとも、米国内で約1億7500万人のユーザーを抱えるフェイスブックへの広告出稿を取りやめる可能性は低そうだ。