さて、新生DMCは来年、新たなる事業展開をスタートする。それが、新生デロリアン「DMC-12」の販売だ。最大の特徴は、同社がアンダーボディと呼ぶボディ筐体を、カーボンファイバー製とした軽量化だ。元々「DMC-12」の構造は80年代のレーシングカーのような発想で、シャーシは前後のサスペンションを支えるY字型の細長い車体形状。そこにアンダーボディを被せ、さらにその上にドアなどステンレスのパネルをはめ込んでいる。新「DMC-12」のアンダーボディの重量は旧来から91kg軽量化して113kgとほぼ半減され、さらに強度は4倍に上がった。

2013年1月発売予定の新「DMC-12」用、カーボンファイバーのアンダーボディ。Photo by Kenji Momota
「DMC-12」のオリジナルエンジン。仏ルノー製、排気量2.85リッターV型6気筒。Photo by Kenji Momota

 ただし、エンジン等主要部品は旧来品の在庫を使用。エアコン等電装品は最新型を採用する。

 新「DMC-12」の価格は「6万5000ドル(約520万円)。各種オプションを装備すると、7万5000ドル(約600万円)と8万5000ドル(約680万円)となる予定だ」(エスペイ副社長)という。

 ちなみに、オリジナル発売当時の1981年、販売先のトヨタ・オブ・アーバイン(カリフォルニア州アーバイン市)の資料によると、当時のMSRP(Manufacture's Suggested Retail Price/メーカー希望小売価格)は2万5000ドル。これは、現在の円ドルレートで約200万円、当時のレート1ドル=230円換算では約575万円となる。