海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、英国の世界遺産・ストーンヘンジの歩き方を紹介します。巨石が建ち並ぶストーンヘンジは、イギリスを代表する先史時代の遺跡で、世界遺産にも登録されています。このような巨大な建造物を古代の人たちはなぜ、どのように造ったのでしょう。ロマンをかきたてる遺跡の謎に迫ります。(文/どんぐり・はうす 写真/どんぐり・はうす、iStock)
2020年6月5日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月以降、再開することにいたしました。
世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。
ストーンヘンジについて
ストーンヘンジはロンドンから西へ約120km、イングランド中部のソールズベリ平原に建っている巨大なストーンサークル(石を環状に配置した古代遺跡)です。造られたのは紀元前3000年の新石器時代ですが、当初は円形の土塁の周りに石柱か木柱を並べたシンプルな造りで、現在見られるような巨石が使われるようになったのは紀元前2500年頃になってから。ブリテン島ではちょうど新石器時代から青銅器時代へと移り変わる時期で、エジプトではギザの三大ピラミッドが建てられていた頃にあたります。