新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、自粛が求められていた都道府県境をまたぐ移動が全面解禁され、初めての週末を迎えた東京都新宿区の様子 Photo:JIJI

新型コロナウイルスの新規感染者数が東京都で連日100人を超え続けている。われわれはコロナの第2次流行が始まったことを覚悟する必要があるだろう。そこで今のうちに、コロナ第2次流行下の経済における投資・仕事・金融の心配事を総点検しておこう。現在形成中のバブルはどうなる?仕事面で個人が考えるべきことは?金融危機の再来はあり得る?全てお答えしよう。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

東京都のコロナ新規感染者数
連日の100人超え

 いささか憂鬱な話だが、われわれは、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」)の第2次流行が始まったことを覚悟する必要がありそうだ。7月2日以来、東京都の新規感染者数は連日100人を超えている。新宿区の歓楽街などでPCR検査が拡大したことの影響もあるが、感染者は「夜の街」関連ばかりではないし、埼玉県や神奈川県など近隣県にも新規感染者の拡大が見える。

 今のところ、感染者には若い世代が多く重症者の比率が高くないため、医療体制はひっ迫していないようだ。しかし、わが国の3月、4月や、他国の経緯を基に推測すると、感染者数は指数関数的に増加する場合が多いので油断できない。

 東京の場合は緊急事態宣言解除後の、今となっては意味不明だった「東京アラート」の時期、そして今と、新規感染者は消えていない。そして、ここに来て数が増えているのだから、第1次流行自体が抑制できなかったと捉えるべきなのかもしれないが、コロナの第2次流行が経済に何をもたらすかを考えてみよう。