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起こってほしくない事態だが、コロナ問題が長期化した場合、経済的に何が起こるかを考えておくことが必要な状況だ。金融危機にまで波及するか否かで経済の様子は大きく変わりそうだが、それを回避できたとしても、4つの経済的変化が起こる可能性が考えられる。(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元)

新型コロナウイルスを巡る問題は
短期間に大きな変化を遂げた

 主に経済への影響から見るとしても、新型コロナウイルスの問題は、短期間に大きな変化を遂げた。

 3カ月ほど前は、新型肺炎が中国経済に悪影響を及ぼし、世界経済にも少々マイナスの影響がある程度及ぶだろうというくらいの認識が一般的だった。

 しかし、その後欧米にも感染が広がるにつれて、主に米国の資本市場で形成中だったバブルが崩壊して世界の株価が大きく下がった。

 次には、国家間・都市間の人の行き来が制限されるなど、各国が感染拡大を防ぐために経済活動に急ブレーキを掛けざるを得なくなった。ここまで、コロナ問題はしばしばリーマンショックと比較されたが、今や「リーマン級」を超えて、大恐慌並みの経済停滞が世界的に発生するのではないかとの見方が現実味を帯びてきた。