――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米株式市場は、無料株取引アプリ「ロビンフッド」を使う、暇を持て余した個人投資家のおかげで理性を失ったとの懸念がアナリストの間で出ている。だが、中国に比べれば米国市場は足元にも及ばない。  中国株式市場はこのところ破竹の勢いだ。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は、この1週間で14%値上がりしている。背景には、株高を支える明るい材料がある。中国景気は緩やかな回復を遂げており、企業利益も持ち直している。