電気自動車(EV)メーカーの米テスラは新型コロナウイルス感染症が世界的に流行する中でも力強いパフォーマンスを見せ、株価が急騰している。同社株のショートセラー(空売り筋)にとっては痛恨の一撃だ。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、そんな空売り筋に屈辱を与える快感を味わっている。創業17年のテスラは、ここ1週間で時価総額が500億ドル近く(約22%)も膨らみ、2500億ドル(約26兆8000億円)超に達した。これはトヨタ自動車、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の時価総額の合計にほぼ匹敵する。テスラ株は7日の取引で過去最高の1429.50ドルをつけた。