片づけは「気になった方が負け」で
仕方がないのか?
片づけても片づけても、すぐにまた散らかる…
散らかっていても家族はあまり気にしていないように見える…
片づけるように言っても、のらりくらりとかわすだけで一向に動かない…
家庭内の片づけは、「散らかっていると気になる人が損をする」というパワーバランスに陥りがちです。
日々こまめに片づける習慣のない人は、大抵の場合、持っている物の整理や取捨選択も疎かにしがちなので、同居する家族の悩みは「片づけてくれない」と「物が増える」がセットになってきます。
「わが家は夫が溜め込む人で…。今回も『要らないものはない、とにかく捨てちゃダメ』言われているので、このあたりの夫の荷物は触れないんです。もうこんなの要らないと思うんですけどね…すみません」
私も、整理収納のご依頼を受けて訪問した先のご家庭で、本当によくそういったお話をお聞きします。
ところが、作業当日は、憮然として配偶者の非協力的な姿勢を嘆いていたはずの人から、後日「きれいになった部屋を見て、夫が自分のものを片づけ始めた」という報告をいただくことも案外多いものです。
どうしてそのような変化が起こるのでしょうか?