トランプ米政権は先週、オンライン授業のみを受けている留学生に対してビザを発給しないとする新規則を発表していたが、これを撤回することに同意した。移民政策で政府が方針転換するのは異例だ。ボストンの連邦地裁に提訴していたハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の主張が今ところは受け入れられたことになる。事情に詳しい複数の関係者によると、ホワイトハウスと国土安全保障省の当局者はこれに先立ち、新規則の緩和を検討していた。トランプ政権は今後数週間のうちに新たな方針を示す可能性がある。関係者2人によると、より制限的な規則を新規入学の学生にのみ適用することも選択肢の1つとなっている。連邦地裁のアリソンD・バロウズ判事は14日の審理で、政府が撤回に同意したことを認めた。政府が新規則を撤回し、春に示した指針が維持されるとした。
米、留学生ビザ制限を撤回 オンラインのみの学生
ハーバードとマサチューセッツ工科大がトランプ政権を提訴していた
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